【広告業界の志望者必見】バルス祭りやもやし祭り、日本で繰り広げられるネット祭りまとめ

By 坪内 陽太

2018.06.27  

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本気は至るところに落ちている。こんにちは、マジマガです!祭り。それは地域振興のためであったり、テレビ局のプロモーションであったりと目的は様々であるが、露店を出しステージで歌ったり踊ったりするものだと思ってはいませんか?ドッグイヤーで日々進化するITデバイスやインターネットサービスは、ネット上でも祭りができるようになりました。そんなネット上の祭りはいつでも日本が先陣切って切り開いていく新たな分野であります。今回はそんな世界が驚く日本のネット上で繰り広げられる祭りをご紹介したいと思います。いつの時代も情熱が祭りを作り上げるのです。

ツイッターのギネス記録を作り上げたバルス祭り


アメリカに本社を置く世界有数のSNS「Twitter」。140字で日々の出来事などを呟くサービスでありますが、実は日常的に使っているアクティブユーザーの数は日本が圧倒的に多いことをご存知でしょうか。CEOのジャック・ドーシー氏は「これまで日本人ユーザーがTwitterの成長を牽引してきた」と語っている。アクティブユーザーの数だけではなく、ツイート数も世界トップクラスです。2013年の時点で、秒間ツイート数のトップ5は全て日本です。
堂々たる第1位が、2013年に放映された「天空の城ラピュタ」のワンシーンで呟かれた「バルス」です。元々は2011年12月の同作品放映時にツイッターユーザーが「バルス」と呟いたことに始まり、当時は秒間ツイートが25088ツイートで世界一を記録しました。2013年8月の放送ではドワンゴが主催となりバルス祭りとして宣伝した結果、秒間143199ツイートで更新されていた世界記録を破りました。この記録はギネスワールドレコードにも認定されています。ちなみに作中でバルスは主人公がラピュタ城を崩壊させ落とすために唱える「滅びの呪文」であり、ツイッターユーザーが唱えることでサーバを落とそうとするネタと重なったことから注目度も急上昇しました。
以後、「バルス祭り」は一般的にも広く認知されるようになります。ただの呟きがギネス記録になったのです。以後、本作品がテレビ放送されるたびにバルス祭りは行われることとなり、全くの無関係な人々がネットを通して盛り上がれるお祭りとして毎回多くの人が参加し、バルスと呟いています。2016年1月15日のラピュタ放送時には、19時の時点ですでにラピュタ・バルスがトレンド入り、23時23分の1分間に345394ツイートのバルスが投稿される話題ぶりでした。テレビ局や様々な企業がバルス祭りに参入しつつあるので、これからも盛り上がっていくことになると思います。

 

ゲームキャラクターの何気ないセリフが購買運動につながったもやし祭り


バルス祭りは比較的ネット上の祭りの中では有名な方であるが、あなたは「もやし祭り」を知っているだろうか。ネット上で「もやしを買い占めよう」という呼びかけなどに合わせて、スーパーなどに売っているもやしを買い占める運動のことだ。これはゲーム「アイドルマスター」のキャラクター、高槻やよいのドラマCDにおけるセリフに端を発する。作品中で発売されるCDの金額に驚いた高槻が、「それだけあれば自宅でもやし祭りができる」と発言したのだ。
本作品及びそれに派生するアニメ作品は多くのファンが存在する人気作品であり、キャラクターの発言に同調したファンらが、定期、不定期でもやしの買い占めを行っている。もやしは単価が安く、少ない金額でも大量に購入することができるため、バルス祭り同様に参加する敷居が低い。こういった祭りはやはりインターネットがここまで発達しなければなかなか起こらなかったものでもあるし、消費が促進されるのであれば、こう言った形の楽しみ方は、情熱の向け方として面白い。

 

お祭りが人助けに!新潟中越地震時の被災者支援ボランティア


 

2004年に起きた新潟中越地震は、2011年の東日本大震災の前であったこともあり、21世紀最初の地震災害として発生当時は連日報道されていました。遅れるライフラインの復旧や不足する物資を危惧したインターネット上の巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」のユーザーは、使い捨てカイロなどを含めた支援物資を被災地に送る支援スレを立てました。送られたカイロには、2ch発のアスキーアートキャラクターであるモナーの絵がデザインされるなど、あくまで2ちゃんねるのユーザーからの贈り物という体で支援を行うという形をとりました。2ちゃんねるの利用者の中でこの運動が一種のブームとなり、様々な支援物資が送られたことは被災地の復興の一助となったことでしょう。
もちろん、2011年の東日本大震災時にも同様の動きはありあましたが、当時はボランティアブームも始まり、実際に被災地に赴いて支援を行うことが尊ばれる傾向にあったため、新潟中越地震のようなインターネット上の動きは少し目立たないものでありました。しかし、現代日本において、匿名であればできることも少なくありません。こう言った形で困っている人に貢献できる力があることもインターネット祭りには秘められています。

 

祭りの本質とは


お祭りとは、複数の人々が自分と参加する人々を楽しませるために催されるものでありあます。
これが本質であり、その上で地域の伝統を守る、季節や年齢に合わせて人々を祝う、労をねぎらうといった意味合いが付加され、脈々と続いていきます。彼ら主催者を動かすのは目的や義務感ではなく、祭りを良いものにしたい、皆で楽しみたい、成功させたいという情熱です。情熱のある人々が複数人集まれば祭りは作り上げられます。
もちろん不謹慎なものにまで情熱を傾けてはいけませんが、インターネットが発達し、同じ趣味や嗜好、考え方を持つ人を見つけやすく、コミュニケーションをとることが容易になった現代だからこそ作り上げることのできる祭りはこれからも増えていくと思います。情熱をぶつける場としてこれからも日本がインターネット上の祭りを生み出す先駆者であってほしいものです。