AHR世界インターンシップ奨学金事業・営業統括マネージャーの一場 翔貴氏が語る海外インターンシップに参加することで得られるものとは

By 坪内 陽太

2018.06.01  

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こんにちは!マジマガです!皆さんは「海外インターンシップ」というものをご存知でしょうか?現在の日本の教育社会では主に「留学」を進める傾向が強いと思います。そのような中で、留学とはまた一味違った体験ができる海外インターンシップの運営を行う一場 翔貴氏に海外インターンシップの魅力を語っていただきました。

一場 翔貴(いちば しょうき)
1995年タイ出身。中学生で転校したインドネシアで貧富の格差に衝撃を覚え法政大学で国際政治学を専攻。
在学中は、学生NGO代表としてセブ島で自立支援やジャーナル活動、インドでの孤児院の運営など、これまで途上国を中心に13ヶ国を訪れる。マイナビ国際派就職EXPOに史上初の現役大学生として講師も務めるなど、テレビやラジオ、イベントなど登壇回数は100回を超える。
2017年に「次世代開拓者に無限の可能性が開花するきっかけを与える」を理念に、NGO Catalystを創設
2017年から1年間台湾留学中に、AHR TAIWAN世界インターン奨学金事業の営業統括として、国内市場開拓や台湾ビジネス合宿を企画運営。
将来は、「志動者に満ち溢れた日本を共創する」をヴィジョンに、2035年までに情動体験型教育で、全国1500万人の学生を育む。

 

海外インターンシップで得られる5つの力


AHRではどのようなご活動をされているのか、教えてください。

はい。世界インターン奨学金事業というものをやっています。具体的なものは2つあります。

1つ目は実質0円で海外インターンシップへの参加可能事業です。この事業は海外に行きたくても、お金の面などで行けない人に対して奨学金を出して支援することです。というのも、これまで、海外に対して大きな思いを持っていてもなかなか海外に行けないという現状があって、そういう人たちにもっと海外に出てほしいと思ったからですね。
2つ目は毎年春休みと夏休みに台湾でビジネス合宿をやっています。普通の海外インターンシップは必須参加日程が1か月以上っていうのが多い傾向にあります。しかし、僕たちのところは「短期間で海外経験したい」と考える人や、「短期間で人と違った経験したい」という人に対しても行っています。
この合宿の開催期間は5日間です。1日ごとにテーマが決まっていて、最終的には5つのスキルが得られることになっています。その5つとは企画力営業力マーケティング力広報力プレゼン力です。まずは、自分だけで「事業計画書」を書きます。その後、実際に台湾の町中に出て行って、台湾の現地の人100人にアンケートを取ります。そのアンケート結果を分析したりして、自分の書いた事業計画書をより良いものにしていきます。そのときに得られるのが、企画力マーケティング力の2つです。事業計画書が固まってきたら、次はその事業を世に発信していきます。具体的な例を二つあげると、1つは自分だけのWEBページを作ります。また、その商品を買ってもらうための営業もします。この時に残りの3つの力である広報力、プレゼン力、営業力が付きます。最終日には4日間練り上げた「事業計画書」を本物の経営者と投資家に対して、プレゼンテーションをします。その場で、「本当に価値あるものであったり、ビジネスとして成立してるよね」、と評価をもらえれば、本当に事業化までやっていきます。

 

海外インターンシップを通じて、人をつなぎ、日本人の価値を高めていく


 

ありがとうございます。
一場さんが海外で様々なことをやられていることはわかりました。
しかし、そのようなことをやられるにはかなり大変だと思いますが、なぜ活動を続けることが出来るのでしょうか?

理由は三つあります。

一つは人と人をつなぐこと、二つ目は非日常っていう体験を海外インターンシップを通じてやっていきたい、三つ目は今後の日本を考えた時に一人の日本人の価値を高めていかなきゃいけないからです。

1つ目の人と人をつなぐというのは、僕が育ったインドネシアの貧困層と裕福層のギャップの大きさを感じたからです。「ストリートチルドレン」って聞いたことありますか?お金が無くて、路上生活を余儀なくされている子供たちのことです。インドネシアはそういった子がたくさんいる国です。僕は、インドネシアの野球世界大会の代表のキャプテンとして世界大会に4回出ています。インドネシアで野球やっていて感じたのが、野球とは「お金持ちのやるスポーツだな」ということです。野球って結構費用かかるんですよね。グローブ買ったり、スパイク買ったり、ユニフォーム買ったりするので。だから、野球の代表チームにはすっごいお金持ちもたくさんいました。お金持ちのイメージってどんな感じですか?

例えば、大きな家にプールがついていて、運転手がついている高級車が何台もあってとかでしょうか?

そうですね。あとは、テニスコートがあって、広いゴルフ場があって、家の中に入るとたくさんのシェフや家政婦さんがいて、普段食べられないようなもの食べて、映画館あってみたいな。すっごい金持ちですよね。夜11時くらいに練習終わって、友達に家に送ってもらっている時に、町中にストリートチルドレンがいるんですよ。車のドアこんこんとたたいてきて、「お金頂戴~」みたいな。よく見ると右手しかないとか、車のドア開けるだけで異臭がバーってきたりとかして、その時に「貧困層と裕福層のギャップすごいな~」って特に感じましたね。それを目の当たりにした自分はどうにか解決したいということで、国際政治などを学んで世界どうやったら変わるかなって考えていたんですけど、ある時、僕は人柄的に、国と国とをつないでいく外交官とか政府関係っていうよりかは、草の根で人と人をつなぐことをしたいと気づきました。そこからは、国際協力にかなり重点を置きました。模擬国連って知っていますか?学生が一国の大使館として国際問題議論しあうみたいなものです。最初僕も出ていたんですけど、こうやって話し合ってる場合でも一人の命救えたりとか、一つの地域救えるんじゃないかなという違和感を覚えましたね。それからは、学生国際協力NGOの代表として、2年間活動していました。1年生から2年生の終わりごろまでセブ島の支援をしたり、途上国の裏側ということで取材して記事書いて発信するとか、後はインドの孤児院を運営するとか。つまり、世界の色々な場所でプレイヤーとして頑張っていたんですよね。

2つ目の非日常を体験してもらいたいというのは、僕はもっと「世界を変えていくリーダーを生み出したい」と思ったからです。学生団体活動中に、このまま、僕がプレイヤーとして「世界を変えていくリーダーになる」でのはなくて、「世界を変えていくリーダーを生み続けていきたいな」という想いが生まれました。そこで、学生団体の代表終わった後に、NGO Catalystを創設しました。国際理解教育キャリア教育の観点から小中高でオーダーメイド型で訪問授業する「Exclamation」、アドベンチャー教育を通して無人島で全国から集う学生のリーダーシップを育む「無限島」、毎月1回グローバルな志を掲げる学生20名がヴィジョンを語り合う「グローバルリーダーズパーティー」を展開していきました。このような活動をしていく中で、海外とは、変えていくっていうものじゃなくて、どっちかっていうと人を成長させるきっかけを与える場を提供してくれるんじゃないかなって思います。なぜかというと、僕は、非日常っていうところがすごいテーマだと思っているからです。日本で、日本語を話して、日本人と絡んでいたりとかすると、同じ文化とか、同じ価値観の中で、育っていくので、結構同じ思考になったりして、自分を完璧に客観視するのが難しいと思います。でも海外に行くと、なんかこう自分の殻を割るみたいな感覚が得られるんですよ。その根源は非日常だからです。

3つ目の日本人の価値を高めていかないと思ったのは、日本という国がこれかより深刻な危機を迎えるなと感じたからです。僕は日本が大好きなんですよ(笑)「13か国渡って一番好きな国どこですか」っていったら日本なんですよね。でも、今の日本って、将来に対して明るいニュースってあまりないじゃないですか。人がいなくなってくるし、一人の若者や学生が支える高齢者もどんどん高まってきます。後は2035年問題って聞いたことあります?仕事が35%無くなるとか、AIとかの技術が進んでいって、タクシーとか、全部AIに変わっていったりとかします。そういう日本を考えた時に凄い悲しくなってきて、「僕の好きな日本がこんなに悲しくなるなんて嫌だな」と思って、なので、0→1が出来るというか、クリエイティブに生産できる人っていうのがもっと希少価値が高まっていくのではないかと考えて、だから、日本人の若者を、これからの世界を開いていく若者に対してもっともっと、提供できるものが欲しいなって思った時に海外インターンってかなり魅力的だなと思ったんですよ。また、昨今では、グローバル化とよく言われますが、それって、日本人が海外にいくだけじゃなくて、どんどん海外から外国の方が日本に来ることも含まれます。だから、日本人が外国人とのグローバルのコミュニケーションが取れるようにしたいなって思っていて、この海外インターンっていうのはやっていて価値あるなとも思いましたね。

 

リーダーシップ=志×力


 

ありがとうございます。では、AHRの事業を通じて、将来はどういうことを本気で成し遂げたいと思っていますか?

まず、僕は「理念」と、「ビジョン」と、「ミッション」の三つで分けています。これらの違いのイメージ付きますか? 僕の考えは、理念はコンパスで、ビジョンは僕らが向かうゴール、ミッションはその道筋です。
これから一つ一つ説明していきます。まず理念についてです。僕はコンパスと表現してますが、自分自身が常にどうあるべきか、どういう自分になりたいかっていうところを決めることだと思います。僕の理念は「次世代開拓者に無限の可能性が開花するきっかけを与える。」大事なことなのでもう一度いいます!「次世代開拓者に無限の可能性が開花するきっかけを与える。」です。例えば、今海の上で、僕たちは船に乗っています。で、ずっと持っているものがコンパスです。この理念(コンパス)をずっと持っていて、船を進めていくじゃないですか。その船が最終的に目指している島(ゴール)がビジョンになっていていると思います。
次に僕のビジョンは「志動者に満ち溢れた日本を共創する」です。僕の志動者は普段皆さんが使われている指導者ではなく、「志に動く者って書く志動者」です。また、この共創も、競って争うっていう競争じゃなくて、「共に創る共創」です。志動者というのはリーダーシップの方程式だと思っています。リーダーシップ=志×力です。志や、ビジョンもあるけど、力があまりない人に魅力を感じますか?逆に、力だけあるけど、利己的とか、ビジョンがない人に魅力を感じますか?利己的であったり、論理的過ぎて僕は魅力を感じません。だから、志と力を持ち合わせている人は魅力的だと思います。さっきも少しお話しましたが、AIだとか、人口減少だとか、っていうところが社会問題として必ずあり、もっと日本を元気にして、もっと世界を元気にしていくためには、このようなリーダーシップをもった日本人で、満ち溢れるような社会を作っていきたいなと感じています。
最後に、僕のミッションは、年間1500名の海外に出ていく日本人を増やしていこうです。僕の考えるミッションは、その島(ゴール)があって、その島(ゴール)から見た現状があった時、そこに辿りつくまでの道筋みたいなものがあって、それをどう埋めていくかというものです。今僕は、これを達成するために様々な活動をしています。

 

自分で決めたことはそれを正解にするまでやり続ける


 

ありがとうございます。最後に学生に向けてメッセージをお願いします。

はい、意思決定は自分でしてください。そして、その意思決定を自分の正解にするための環境を整えましょう。この活動していて、自分で意思決定が出来ない大学生が多いなと感じています。例えば、「海外インターン興味あります」とお問い合わせ来ます。で、面談します。その際に、すごいぴったりなインターンがあって「ここピッタリじゃないですか、じゃあ行きましょう」ってなって、「ちょっと親に話していないんで親に話します」って言って帰ります。で、一週間後に返事がきます。その返事がyesではなく、noなんですよ。その理由は「親とちょっと話したんですけど、親からはまだ早いって言われてしまって」っていう人たちがすごい多いです。
幸いなことに、僕は親のユニークな教育の下で育ってきました。親からはいつも「本当に翔貴が決めたことはそれを正解にするまでやり続けなさい」とか、「多少失敗しても失敗ではなくてそれは成長だよね、だから、いっぱいチャレンジして、いっぱい失敗しな」と言われてきました。なので、いつも自分自身で意思決定して来たんですよ。でも、今の活動をやっていく中で、自分自身で物事意思決定していく人は凄い少ないなと気づきました。もっと自分が興味あることに対して、やりたいのか、やりたくないのかを決めてください。やるって決めてたら、「出来るようになるためにはどうすればいいのかな」というものを考えて、実行してください。志を決める力実現できる力を兼ね備えた人は強いです。
でも、そうはいっても、個人の意思決定って弱いんですよ。だから、環境を整えることが大事だなって思っています。僕がこうなったのって家庭環境や、野球をしていたインドネシアの環境の影響が強いからです。

なるほど、ありがとうございます。少し気になったのですが、環境を整えるにはどうすればいいのでしょうか?

海外に出てみてください。普段の親元を離れて、普段話している言語をやめて、で、今まで出会ったこととない人と仕事して、などなど。でもそれだと、留学でいいとか、旅行でいいという考えが出てくるかと思います。僕が旅行や留学とインターンで大きく違うと思うのが、生産者思考なのか、消費者思考なのかというところです。旅行や留学って、サービス利用する側ですけど、インターンはサービスを与える側なんですよ。これが圧倒的に違うと思っています。例えば、就活の時にグループディスカッションのお題で「売り上げを二倍にするにはどうすればいいか」みたいなものが出てきたときに、普通の生活してたら、答えを出すのも一苦労だと思います。やっぱり、会社として大半見てるのって、成果だせるかだせないかなんですよ。成果を出すためにはまず自分の生産者の思考を持つことが大事だと思います。だから、そういう意味としては海外にインターンシップで行くっていうのはすごいいいことだなって思うんですよね。なんで海外かっていうと、非日常で、なんでインターンなのっていうと消費者視点ではなくて、生産者思考になるからを両方得られるものって海外インターンしかないからです。だから、みなさん、どんどん海外インターンシップに参加しましょう!

編集後記


今回のお話を聞いて「海外に出るということ」の本当の意味が伝わってきました。自分が飛躍的に成長する場所を海外と設定してもいいかもしれません。お話にもあった通り、これから日本は外国人労働者を迎えたり、日本人の若者が海外に出ていく傾向が強くなり、よりグローバル化が進んでいきます。そのような中で、価値ある人間になっていくためにはリーダーシップを発揮していく必要があると気づきました。みなさんも「リーダーシップ=志×力」を意識して今後の人生を歩んでみてはいかがでしょうか?将来海外で活躍したい!と考えている人は人は海外インターンシップに参加するのも一つの手段だと思います!

一場さん、本日はありがとうございました!

 

下記に今年の夏行われる海外インターンシップの詳細を掲載します。ご興味がある方は是非参加してみてください!

「夏台DASH~台湾ビジネス合宿~」

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