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VR界の新星!世界でたった14人しかいないVRの資格を取得した大学生に迫る

西本佳蓮 By 西本佳蓮

2017.02.27  

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本気はいたるところに落ちている。

 

こんにちは、マジマガ!編集部のカレンです。

 

昨年、突如現れ世間を賑わせた「VR(バーチャル リアリティ)」。

 

左右上下、360度映像が映され、まるで別世界に来たような感覚になれます。
VR元年と呼ばれた2016年は、VRに関するニュースが相次ぎ、まさにVRの普及が始まった1年となりました。

 

そんな現在とてもホットな業界で、活躍している大学生がいます。

 

LIFE STYLE株式会社で現在インターンをされている、北村琢さん。

 

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彼は、世界で14番目にGoPro Kolor社が行うKolor Academyに合格し、「Kolor認定トレーナー」に選出された人物です。

 

Kolor認定トレーナーとは、VRコンテンツを制作する上で必要な技術力、品質、ストーリーの構成など、VR動画の制作を行う上で必要とされるスキルの試験に合格した人物のことです。

 

なぜ大学生の彼がこの資格を取ったのか?

 

今注目されているVRや、北村さん自身について、お話をお伺いしました。

 

VRの映像ってどうやって作っているの?

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― VRの映像はどのように作っているのですか?

 

僕はゲームではなく、実写をVRで楽しめるようなコンテンツを作っています。ゲームと実写で、それぞれ違う作り方や技術が必要になってきます。

 

実写のVRを制作するには、まず360度の動画を撮ります。
その際に、様々な機材がありますが、弊社ではGoProという小さいアクションカメラを使用しています。よくスポーツを撮影する際に使用されている衝撃に強いカメラで、それを正方形の箱の6面全てにカメラ設置して撮影します。

 

次に、その一つ一つの動画をパソコンに取り込み、映像が重なっている所を合わせて、一つの絵にしていきます。

 

― 作業で難しいと思うところはどこですか?

 

遠いものと近いものを合成させる作業が難しい技術になります。

 

通常のソフトウェアだと、遠いものと近いものを同時に合わせる作業ができないんです。

 

簡単に説明すると、人間の目は、近いものと遠いものを同時にフォーカスすることはできないじゃないですか?それと同じで、画像を貼り合わせる作業も、近いものと遠いものを同時に合わせることができないんですね。無理矢理背景に人物を合わせようとすると、人が歪んだり、切れてしまう。そのため、また別のソフトウェアを使って合成させる必要がでてきます。

 

「星のやバリ」のPV制作でVRを活用

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― 最近制作されたVRはどのようなものですか?

 

実写の中でも先日、星野リゾート様がインドネシア・バリ島に「星のや」ブランド初の海外リゾートとなる「星のやバリ」という新しいホテルを開業されて、そのプロモーションとして、記者会見の際に記者さんに「星のやバリ」を体験して頂くために、VRの映像を弊社で行い、僕も制作に携わりました。

 

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― 撮影はどのように行われたのですか?

 

オファーを頂いたのが、PRイベントのちょうど一週間前ぐらいで、とてもタイトなスケジュールでした。お話を頂いた次の日に社内でバリ行きが決定して、その翌日にはバリに飛び、撮影してきました。現地での撮影が2日間で、映像編集を2日でやりましたね。記者会見翌日は、VRを使用したプロモーションの様子を目覚ましテレビなどのメディアに取り上げていただけました。

 

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撮影中は、夜中にプールで撮影したりしていました。それに、今回スコールが急に降ってきたりもしたので、それに対応してカメラを防水のケースに入れたり、別の機械に組み込んだりとか、状況に応じてセットしていました。日本での記者会見で、遠く離れた「星のやバリ」の魅力をVRを使用し伝えることができたのは、とても良い経験になりましたね。

 

なぜVRの世界に飛び込んだのか

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― VRに興味を持ったきっかけは何ですか?

 

大学でダンスの大会を運営するサークルに所属して音響を担当していました。その際に、ただのダンスイベントだとつまらないから、動画を組み込みたいと思って、独学で動画を勉強し、そこからアルバイトも含め映像製作を続けていました。

 

そして、3年前にたまたま有名なミュージシャンのLIVEを「THETA」というカメラで360度のライブ映像を撮影する機会がありまして、そこで試行錯誤しているうちにVRって面白いなと感じて。

 

去年の8月に、VR事業を展開している弊社を見つけ、自分も最新の技術を学びつつ、日本のVR市場の新しい道を開ければなと思って入りました。

 

― なぜVRを学ぼうと思ったのですか?

 

日本ではVRの技術が海外より5年遅れていると言われています。そのため、VRの技術に関する本などは、ほとんど英語で書かれているものばかりで、日本語版がまだほとんどなく、限られている状況です。

 

小学校から高校までインターナショナルスクールにいたのもあって、もともと英語ができた僕は、その強みを活かしてYouTubeや英語のチュートリアルが書かれているサイトから独学で勉強していました。

 

その際に、「海外の最新技術を日本に持って来れるのは自分しかいない」と使命感のようなものを感じました。とにかく新しい情報や技術を日本に取り入れなきゃなと思いVRを学ぼうと思いました。

 

VRには無限の可能性がある

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― 将来はこの技術をどういう風に活かしていきたいですか?

 

常に新しい技術を自ら取り入れて、その技術を日本中のクリエイターさんに広めたいと思っています。自分が良い作品を作れればいいと思うのではなくて、技術(コンテンツ)でVR産業全体が盛り上がれば良いなと思っています。新しい情報を共有して助け合わなければ進化していかない業界だと思っているので。

 

VRには本当に可能性が沢山秘められていると思っています。人が普段経験できないことや、人を幸せにする才能を持っていると思うんです。そのため、この技術を高めれば、より多くの人を幸せにできるんじゃないかなと思っています。

 

― Kolor認定という資格は実写VRに必要不可欠なんですか?

 

持っていた方がいいです。スティッチ(絵を繋げる)ためのソフトウェアは幾つかありますが、主流として使用されているのは、Kolor Autopanoというソフトウェア。おそらくVRの映像を制作する方は、誰もが通るソフトウェアです。そのソフトウェアはまだ世界で14人しか攻略していない。アジアでは僕を含め3人しかいないんです。これから絶対必要になってくる技術なので広めていきたいです。

 

好きなことを諦めないでほしい

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― 北村さん自身はどんな就職活動をされていましたか?

 

僕は、何をするにしても、好きな事じゃないと本気になれない体質です。

 

飲食店でアルバイトとかお金のために働いていたこともありましたが、それだとすぐ楽しめなくなったり、環境が自分に合わなくて辞めてしまったりする事がたくさんありました。自分が好きなことであれば何時間でも寝る間も惜しまず熱中できるタイプです。

 

ミュージシャンだった父親の影響もあって、音楽がずっと好きです。小学5年生ぐらいから吹奏楽を始めて、中学から現在までバンドを組んでボーカルとして活動しています。

 

就職活動の際も、バンドでお金を稼いで生きていきたいと思っていましたが、親からのプレッシャーで、表面上では就職活動をして何社か受けていました。

 

しかし、僕自身、嘘が全くつけないんですね。働き始めて、好きなバンドが出来なくなったら意味がないと思っていたので、「働きながらバンドしたいです。」と絶対面接で言ってしまう。その結果、案の定どこもダメで(笑)。

 

それならフリーターになってやると思っていたんです。それで、インターン先をずっと探していて、最初に見つけたのがLIFE STYLE株式会社でした。VR事業も展開している上に、外国人が何人か働いていて、多様性を大事にしている。自分の好きな映像制作もできるし、バンド活動も続けられる。それで、LIFE STYLEにジョインしたいと思いました。現在は、大好きなVRもバンドもできて充実しています。

 

― 好きな事を諦めたくない、そんな学生にアドバイスをお願いします。

 

自分の場合は、好きな事ができる会社が見つからなかったら、会社での就職を諦めることを決めていました。とにかくやっている最中は好きな事を出来る道を探すのが良いと思います。僕も何社も回って探していました。

 

やりたいことに直接関わるのではなくて、他の仕事で大きく関われることって色々あると思うんです。情報収集をして色んな人から話を聞いて、何がいいのか、どうすれば自分の好きなことに時間をかけられるかっていうのを探したら良いと思います。

 

北村さん、ありがとうございました!

 

LIFE STYLE株式会社
2014年3月に設立されたスタートアップ企業。
事業は、Googleストリートビュー事業と、VRプロモーション事業。
「世界一の企画人財チーム」をビジョンとして掲げ、設立当初から世界を視野に入れた事業展開を行なっている。

 

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