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学生起業家、株式会社ラブグラフ代表 駒下純兵氏が語る「一歩踏み出す勇気」(後編)

西本佳蓮 By 西本佳蓮

2017.02.26  

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本気はいたるところに落ちている。

こんにちは、マジマガ!のカレンです。

皆さんはラブグラフをご存知ですか?

ラブグラフが何か知らない人・知っている人も、前回ラブグラフの記事を書いたので、一度ご覧下さい!

 

「ありがとう」を写真に残そう。幸せの瞬間をつくるサイト「ラブグラフ」(前編)

 

今回はラブグラフ代表取締役社長 駒下純兵さんに、「起業」をテーマにお話を伺いました。

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駒下純兵(こました じゅんぺい)
株式会社ラブグラフ代表取締役/Photographer
1993年生まれ、大阪府出身。関西大学社会学部卒。
大学から始めたカメラの経験を活かしてミスコンや広告写真の撮影、富士フイルム写真教室の講師などを務める。2014年、「得意な写真を通して人を幸せにしたい」という思いで撮影した友人カップルたちの写真が掲載されたHPがネットで話題を呼び全国から撮影依頼が入るようになる。全国からの依頼に対応するため、北海道から沖縄までカメラマンを揃え、2015年株式会社ラブグラフ設立。現在では写真撮影事業の他に「Lovegrapher」のブランドを活かした写真教室事業やプロモーション事業なども行う。

 

誰かのために写真を撮りたかった

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― 起業しようと思ったきっかけはなんですか?

 

学生の頃、カメラマンとして、ミスコン専属カメラマンや写真教室の講師などの活動を経験していく中で、自分の名前が売れていったり、様々な仕事をもらえるようになったり、カメラマンとして評価はされるようになっていました。

けれど、あまり楽しくなかった。評価はあるけれど、達成感がない。達成感がないのは何故か考えた際に、もっと有名になりたいとか、もっと多くの人に評価されたいと、ずっと自分のために写真を撮っていたことに気づきました。

カメラのスキルを使って、自分のためではなく、誰かのためになることが出来るのではないかと思った際に、カップルを見て、あの人たちを撮ったら喜んでもらえるんじゃないかなと思ったのが、ラブグラフ創業のきっかけです。

 

― 起業において、最初の仲間集めは苦労しましたか?

 

多くの人が苦労したと聞きますが、僕の場合はあまり苦労してなくて。やりたいと言っていたら、仲間が集まってきた感じですね。

Twitterで、「今後カップルの写真を撮っていきたいな」とつぶやいていたら、仲が良かったカメラマンから、「それ面白そうやん、一緒にやろうや。」と言われて、二人で撮ったカップルの写真をSNSにあげていました。

そしたら、共同創業者の村田が「そんなにカップルの良い写真たくさん上げているなら、ホームページを作ったほうが良くない?」と言ってくれて。当時の僕はそんなにインターネットに詳しくなかったので、村田にサイトを作ってもらいました。それがラブグラフのホームページでした。

最初はカメラマン2人と、ウェブデザイナーの村田の3人で立ち上げました。

 

常に前を向いて走り続ける

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― 当時は、起業に対する抵抗はありましたか?

 

僕は、昔から迷ったら大体イエスを取るタイプの人間なので、悩む時間はとらないし、「やらない」という決断をすることがなかった。個人の人生として、やるか・やらないかの決断をするときは、大体やります。

したがって、起業するかしないかを考えた際も、今しなかったら一生しないんだろうなと思ったので、する方を選びました。それに、起業したらその分だけ多くの事を経験できる。なにも無い状態でやろうとしたら確かに考えてしまうかもしれないですけど、僕はやりたいことを目の前でできるチャンスがあって、やらない理由はなかったです。

 

― 当時は就職は考えていなかったですか?
 

そうですね。起業した当時はちょうど21歳ぐらいで、周りの学生は就活のタイミングでした。けれど、就職は全然考えていなかったです。普段からあまり周囲の行動を気にしないですし、周りで就活の話をしていても焦りとかも全く無かったですね。

 

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― 上手くいかない時はどう乗り越えていますか?

 

新しく出すサービスが上手くいかないとか、写真教室の集客が上手くいかないとか、上手くいかない時はいくらでもありますが、やるしかないです。結局、パソコンの画面を見ていても進まないので、とりあえずどうすればいいか考えて、次のアクションに移すことをどんどんやっています。

 

― 気持ちが落ち込むことはありますか?

 

落ち込むことは全然ないですね。僕、「喜怒哀楽」の悲しいとか怒るという感情があまり無いんですよ。落ち込むことも怒ることも全然ない。

焦って何にもしない時間のほうが圧倒的に無駄だと思っているので、例え緊急事態が起こっても全然慌てないですね。「ロボットみたい」とメンバーから結構言われます(笑)。

社長が習慣にしていること

 

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― どんなときに本気になりますか?

 

基本全部に全力です。とくに今まで世の中になかったものや、うちの会社にないものを作っているときが好きなので、0から1をつくる時が一番注力します。

 

― 良いアイディアを生み出すために習慣にしていることはありますか?

 

自分に関係ない情報も沢山インプットすることは大事だと思っています。自分の業界にしか関係しないものばかり見ると、視野が狭くなるので。人類史や世界史を読み、過去の歴史を分析する事から、話題のニュースなど、とりあえずインプットすることを習慣にしていますね。また、日常に溢れる些細な事でも「なぜ?」と自分の中で問いを持つことも大切にしている習慣です。

 

あとは、毎日日記を書いています。2017年に入ってから、定期的に振り返る機会を作りたいなと思い始めました。今まで過去よりも前ばかり見ていたので、自分の過去をデイリーベースで残していきたいと思った際に、日記はとても良いです。

 

創業者の一番大切な仕事とは?

 
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― 駒下さんが思う創業者の一番大切な仕事は何ですか?

 

「創業者にしかできないこと」は結構あるんですよ。それは、ビジョンを言語化することです。何故それをやったのかという歴史作りと、将来的に何を作りたいのかという方向性を決めること。そこは結構大事だと思っています。その部分は、後から入ってきた人は作れないんですよ。

従って、起業しようと思った際にまず決めるべきことはビジョンだと思います。ビジョンが明確ではないと組織が崩れます。別にお金を稼ぎたいならお金を稼ぎたいで、有名になりたいなら有名になりたいで良いですが、圧倒的に強烈な軸は作っておいたほうが良いですね。

 

― 駒下さんが起業して良かったと思う瞬間は何ですか?

 

僕がラブグラフを作らなかったら、世の中のカップルはこんなに良い写真をカメラマンに撮ってもらう事は無かったのだろうなと思えることは結構あります。

カメラマンにしても、ラブグラフのカメラマンは横のつながりが結構あるので、僕がラブグラフを作らなかったら日本中のカメラマンが同じ方向にむかって集まるコミュニティはできなかったのだろうなと思えるのも結構楽しいところですね。

 

リスクばかり考えて動き出さない人へ

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― 最後に起業への一歩を踏み出す勇気がない学生に一言お願いします!

 

僕は起業推進派のタイプではないです。一概に起業すればいいよとかは言わないですが、一つ言える事は、本当にやりたいことだったらやればいいと思います。起業するか悩んでいるぐらいだったら、そんなにやりたくないことだと思うので。

起業したほうがいいよっていうタイプはいますが、起業にも向き不向きが絶対にある。起業したほうがいいタイプの人間と、起業しないほうがいいタイプの人間がいます。多分、リスクが見えているうちは、本当の意味で起業したいと思ってない。それに、リスクを気にして踏みとどまっている段階だったらまだ本気じゃない証拠。若くして起業する人は大抵すぐに動き出していると思います。

それに、若いうちからそんなにリスクを気にしている場合ではないと思います。

30歳とかになると家族をもち始めて、本当にリスクがリスクになってきますが、若い子が言っているリスクは実はリスクじゃない。みんな何かを背負っている気でいます。しかし、多くの人を見てきたけれど、そんな20歳前後で絶対失ってはいけないものがあるって言う人はほとんどいないです。自分から何がなくなったら困るのか、を考えてみて意外と何も背負うものがないことに気づくと、次の一歩は軽くなるかもしれません。

迷っているなら、起業じゃなくて違う道も考える。「なぜ私は起業したいんだろう?」と考え直すことが大事だと思います。

 

駒下さんありがとうございました!

ラブグラフの公式HPはこちらから