ライフシフト

行き当たりばったりだと手遅れに?今知っておきたい人生の4つの変化と対策

西本佳蓮 By 西本佳蓮

2016.12.01  

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本気はいたるところに落ちている。

 

こんにちは、マジマガです!

 

あなたは自分が何歳まで生きると思いますか?

 

今年の10月21日に発売された、今話題の書、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』に「2007年に日本に生まれた子どもの50%は107歳まで生きる」と述べられています。そして、今20歳の人は平均寿命100歳、40歳の人は平均寿命95歳になるとしています。人間の余命は年月と共に伸びることを前提とした「コーホート平均年齢」を元に分析されたものです。

 

ということは、現在大学生のあなたも100歳まで生きる可能性が充分にあるのです。

 

100歳まで生きることを前提に自分の人生プランを考えてみてください。

 

そうすると、様々な不安や疑問がわいてくると思います。

 

老後が長くなる?働き方はどうなるの?転職が当たり前に?

 

人が100年も“健康に”生きる社会が到来する時、私たちはどう変わればいいのでしょうか。

本書の『ライフ・シフト』は、ロンドン・ビジネススクールの教授であるリンダ・グラットン氏が、同校の経済学教授であるアンドリュー・スコット氏と共に、豊富なデータを基にこれからの超長寿社会、100年ライフをどう生きるべきかを考察したものです。

 

今回は、本書『ライフ・シフト』の一部から、大学生は100年生きる時代でどのような「人生戦略」を打てばいいのかご紹介します。

働き方はどう変わる?

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100歳まで生きるとなると、働き方はどう変わるのか?

 

まず、今以上に長い期間働かなければならなくなります。

 

40年の労働で老後の20年をカバーできても、35年をカバーするのは大変です。テレビの前やカフェで過ごすには、35年はあまりに長いです。35年以上の間、働かずに快適に過ごす為には、かなりの額を貯蓄にまわす必要がでてきます。その上、企業年金、国の年金だけをあてにして生きることは難しくなるでしょう。

 

次に、従来の3つの人生のステージ、すなわち学校で教育を受け、仕事をして、引退して余生を過ごす、というモデルは崩壊するでしょう。

 

親の世代に有効だったキャリアの道筋や人生の選択があなたにも有効だとは限らないです。多くのことが変わりつつあるために、過去のロールモデルが役に立たないのです。また、「この道ひとすじ」を一生貫くことも、ひとつの職場での「終身雇用」も、現実的ではなくなります。

 

あなたは、親の世代とは違う選択をすることになります。長い人生を乗り切るためには、今のような「教育→仕事→引退」の3ステージで完結するのではなく、いくつかのステージで生きなければならなくなります。

 

本書では、幅広い針路を模索し検討する『エクスプローラー(探検者)』、自由で柔軟な小さなビジネスを興す『インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)』、いくつもの仕事を掛け持つ『ポートフォリオワーカー』という人生の新しいステージが現れる、と述べています。
それとともに、年齢とステージのリンクも見えなくなります。大学生は20代前半、といったような推測が成り立たなくなるのです。

 

それでは、私達が100年を快適に生き抜く為に今から心がけておいた方がいいことは何でしょうか?

お金も大切だが見えない資産も大切に

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まずは、お金(有形資産)を大切にすることもそうですが、何より見えない資産(無形資産)を今まで以上に大切にすることが重要になってきます。

 

「無形資産」とは、お金に換算できない要素のことです。無形資産は、私たちの人生のあらゆる側面できわめて大きな役割を果たしています。お金は確かに重要ですが、ほとんどの人はそれ自体を目的にしているのではなく、お金と交換にさまざまなものが得られるから大切にします。

 

私たちが良い人生といっているのは、優しい家族や、素晴らしい友人、高度なスキルと知識、肉体的・精神的な健康に恵まれた生活のことをいいます。これらは全て無形資産です。長く生産的な人生を送るために、有形の金銭的資産と同じくらい、無形の資産も重要なのです。

 

無形と有形の資産の両方の資産を充実させ、両者のバランスをとり、相乗効果を生み出す必要があります。

 

職に就いていない大学生の段階で有形資産を蓄えるのは困難なので、今のうちにスキル、知識、仲間、評判、健康、生活、友人関係、アイデンティティ、人的ネットワーク、オープンな姿勢が大事になってきます。

 

生涯を通じて「変身」を続ける覚悟をもとう

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現在30歳未満の人には、すぐに給料のいい職に就こうとばかり考えないようにしたほうがいいと本書は述べています。

 

じっくり時間を取ってさまざまなキャリアの選択肢を検討し、世界について学び、労働市場の未来をよく理解したほうがいいのです。そのため、エクスプローラー(探検者)の時間を作り、世界を旅して現地の人のコミュニティに飛び込んでみるなど人的ネットワークを広げた方が良いです。

 

そのときに、自分のビジネスを立ち上げようとしている人と知り合えば、キャリアの選択肢について視野が広がるかもしれません。

 

若者達が様々な経験をする足枷になっているのは、自分と似たような人としか付き合いがないことが原因として挙げられます。人生が長くなれば、人生の途中で変身を遂げることが不可欠になります。自分について知ることと、自分とは大きく異なるロールモデルと接することが重要です。人的ネットワークくを広げて、自分とまるで違う人たちと付き合いましょう。

 

そして、変身を続ける為には、休日をレクリエーション(余暇)ではなく、リ・クリエーション(自己の再創造)に時間を使いましょう。リ・クリエーションは個人単位で実践されることが多く、一人一人が自分なりにリ・クリエーションと、レクリエーションを組み合わせて余暇時間を形作るようになるでしょう。

 

資金計画もしっかりと

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長い人生のために、資金計画を立てることも忘れないように。ただ現状は、未来の自分のことをなかなか自分のこととして考えられない人が多いです。しかし、未来について考えなかったり、複雑な計算ができなかったり、専門用語が理解できなかったり、未来への責任を果たさなかったりする人は、十分な資金をもたずに老いる羽目になりかねません。

 

そうならないうちに、自分は何歳まで働くのか、老後のための生活費はいくら貯蓄するのか、今のうちから計画を立てておくことが必要です。資金に関する専門用語で分からないものは、書籍や講演会に参加し、知識を蓄えておきましょう。

 

自分で自分の身を守るしかない人生100年時代を快適に生き抜くためには、生涯よく学び自分の才能を磨き続けることです。未来で何が起こるかは誰にも分かりません。将来不安でいっぱいかもしれませんが、不安にならずにどう変わるか分からない未来に備えて、今あなたができることを最大限行ってください。