【本気×学生】リケジョ率30%!意外と知らない彼女たちのリアルー理系女子学生団体リケチェン!

西本佳蓮 By 西本佳蓮

2016.09.06  

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本気はいたるところに落ちている。

 

こんにちは、マジマガ!編集部のカレンです。

 


「進路の視野を広く持ち、将来に向けての一歩を踏み出すきっかけを提供する」

この理念を掲げ、現在全力で活動している理系女子学生団体「リケチェン!」

 

彼女たちは、身近に溢れる科学の魅力を伝え、女子学生に向けて理系女子のロールモデルの提示、進路選択の支援を行う団体です。「リケジョ」のマイナスイメージを払拭し、理系の道を考える女の子が増えるように、魅力的なイベントを開催したり、フリーペーパーを発行するなど、勢力的に活動しています。
 

今回は、リケチェン!代表であり、薬学部の矢澤瑞季さん(左)、メンバーで管理栄養士を目指している丸山佳穂さん(右)に取材し、リケジョの実態に迫りました!

 

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リケチェン!メンバーに聞いた、理系女子あるある!

リケチェン!は今年で発足して6年目。メンバーは約20名いて、10大学の理系女子学生が集まって活動しています。そんなリケチェン!の皆様に「理系女子あるある」を聞いてみました!

 
筆箱に小さいホッチキスが入っている

 
ペンケース

レポート提出が多いため小さいホッチキスを持ち歩いている人がたくさんいるそうです。

 

元素の形のネックレスをついつい買っちゃう

ベンゼンやリナリルPPなどのネックレスなど不思議なアクセサリーを見つけてしまうと、絶対に買ってしまうそう。

 

理系の知識が間違ってると友達に注意される

勉強して知識もしっかり頭の中に入っている証ですね。

 

食中毒の菌に感して敏感

理系の人たちは菌に対して常に敏感なようです。

 

聞き返す時になんで〜なの?が比較的多い

原因や理由が分からないと気になってしまうタイプの人が理系の人には多いようです。
 

リケジョで得したこと!

理系女子になって得した事、良かったことは多いはず!

 

リケジョ

 

理系というだけで、文系の方々からカッコよい!と言ってもらえたり、頭が良い!といわれる

科学的な知識を勉強している分、文系の学生からみたら知的でキラキラしているように見えます。

 

海外の医療ドラマ見るのが楽しくなった

使っている薬の効果とか治療法とかなんとなく知っていることがたくさん出てくるからだそうです。

 

身の回りの色々な仕組みが分かって面白い

日常に溢れた科学的な要素を発見するのは楽しそうです。

 

課題が難しかったり忙しかったりする事が多いが、その分大学の勉強に関しての達成感が大きい

テストやレポートの数が多いからか、文系より明確な達成感があるようです。

 

自分の好きな分野に熱中できる環境がある

研究室が設けられているため、自分が気になったことや、好きな研究に没頭できます。

 

理系女子の実態!研究室で実験の日々

 

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ー理系の人が忙しいのは本当ですか?

 

矢澤:「今は研究室に入っていて、月曜日から土曜日の週に6回学校に通っています。月曜日から金曜日の午前中は授業をうけて、午後は研究室に行って各自実験をするという生活です。文系の方からすると忙しいと思います」
 

ー朝から夜まで授業が詰まっているんですね。普段、大学ではどのようなことを学んでいますか?

 

矢澤:「授業は、まずはもちろん薬にまつわる様々な事柄を勉強します。しかし、それだけでなく、生物や化学、病気のことから、公衆衛生に関わることまで国家資格取得に必要な様々な科目の勉強をしています。

 

研究室のほうでは、紫外線に関する実験をしています。紫外線が皮膚にあたると、しわとかしみになりますよね。あれって細胞死が起こっているんです。しかし、どうして細胞死が引き起こされるのかはわかっていないので、そのメカニズムを探る研究をしています。」
 

丸山:「私は、管理栄養士の国家資格を四年間で取得する学部なので、国家試験に受かるための勉強が中心です。科学も学びますが、食べ物を摂取することにより体内でどのような化学変化が起こるのかなどを学んでいます。」

 

理系科目が大嫌いだった

 
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ー理系の道へ進むきっかけは?

 

矢澤:「私、理系の科目大嫌いでした。(笑) 高校一年生のときは文系に行く気満々で、オープンキャンパスも、全部文系の大学に行きました。どこの大学の何学部に行くかも決まっていました。

 

しかし、高校一年生の12月ぐらいに高2の科目選択をしなければいけなかったときがあって。文系にいこうと思っていたんですけど、たまたま生物の紹介文に「実験たくさんします」と書いてあったのが目に留まったんです。理系の科目は嫌いだけど、実験をすることは昔からすごく好きで。実験やれるなら生物をとりたいと思い、理系の道を選びました。後悔はまったくないです。」

 

リケジョの割合はたった3割!

 

1日大学生体験 写真

 

ー理系女子の割合はどのぐらいですか?
 

矢澤:「『リケジョ』って結構最近聞き慣れていますよね。だから、理系女子って増えてきたのかなって思ってしまいがちですが、実際、理系職を希望する女子高生は、20%と言われています。また、理系大学生の女子比率は全体の30%というデータもあります

 

ということは、科学や理系分野への関心がまだまだ薄かったりとか、理系女子のロールモデルがなかなかいないという課題点がある。それで私たちは、科学の魅力だったり、ロールモデルの提示をする活動をしています。」

 

定例mtg様子

 

年に4回のリケチェン!女子会に加えて、企業様とのコラボイベントを行ったり、外部主催のイベントに参加させて頂いたりしています。
理系への進学を推進している団体ではなく、まずは科学の面白さや理系進学の実態を知ってもらいたいという思いがあって、そのきっかけの部分を提供する活動している団体なんです。知ってもらえた上で、選択肢の1つとして理系を加えてくれると良いなと。」

 

盛りだくさんのコンテンツで科学の魅力を発信

 

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ーどのように活動を発信していますか?

 

矢澤:「フリーペーパーやHPなどを使いながら、理系の魅力を発信しています。理系の大学出身の社会人の方にインタビューさせていただいたり、中高生に向けて、今の大学生がどういう生活をしているのかの記事を掲載しています。

 

また、働くことをより身近に感じてもらうために、工場見学の様子を記事にしたり。身近なものに科学の知識が含まれていることを感じてもらうために、ヨーグルトを科学的に分析した記事を作ったりもしました。今年のフリーペーパーは美容がテーマになっているので、8割美容ページになると思います。12月発行予定です。

 

また、通年で、塾や高校訪問を行っています。スタッフの母校などを中心に訪問させていただき、中高生の皆さんとお話させてもらっています。」
 

”科学×○○”でインパクトのあるイベントに

 

2016.8.9 香水作りイベント

 

ーイベントのアイディアはどうやってかたちにしていますか?

 

矢澤:「自分たちの興味のあるものにはどのような科学が隠れているかをみんなで探し、話し合います。
 

例えばみんな大好きなお菓子をテーマにしたイベントを開催したことがあります。チョコレート女子会やスイーツ女子会といった、食べ物の中にどういう科学的な知識が含まれているか食べ比べをしながら、ちょっとした科学の知識を感じてもらうものです。

 
また、特に私が思い入れのあるイベントは、今年の2月に開催した『理系ガールズコレクション』という科学とファッションをコラボさせた異色のファッションショーです。
幾何学×ファッションというテーマのランウェイでは、数列に基づいてデザインされたドレスを、理系の女子大学生のモデルが身に着けてランウェイしました。
 

色彩学×ファッションでは、色の見え方によって人はどのように受け取り方に変わるんだろう、どういう色選びをすればより自分に似合う洋服を見つけられるんだろう、といった視点で、カラーコーディネータの方に色を科学的に分析して頂いたり。参加者の皆様により科学を身近に感じてもらえるイベントになりました。」

 

本気の瞬間

 

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ー本気の瞬間は?

 

矢澤:「本気って言うと、「いかに自分が大きな力を使って取り組むか」っていうことに着目すると思うんですけど、私は自分自身が出すパワーの量はあまり重要視していないなと思って。出す力の量じゃなくて、本気で何かを叶えるために必要なことは何なのかいつも考えるようにしています。

 

本気で何かを叶えるために必要なことって、自分が本気で・全力で何かをやることではなく、応援したいと思ってくれる人たちや、一緒に何かを作り上げるメンバーたちに、思いを馳せることなのではないかなと思ってます。メンバーはどうやったら楽しいと思ってくれるのか、どうやったら中高生が興味をもってくれるのかとか、幅広い視点で、いろんな人に思いをはせることが本気で何かを叶えるために必要なことで、そのことを考えるように心がけます。」

 

丸山:「企画が大切。イベント本番で成功できるのは、企画段階でミーティングをしっかりやっているからだと思います。イベントの実績や結果がリケチェン!の印象になったりするので、企画をしっかり練り上げて本番で成功しないと意味がないと思うので、そこの点が一番本気になります。」

 

イメージだけで判断せず、行動することが大事

 

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ー最後に一言お願いします!

 

矢澤:「私たちが一番大事にしているのは、『進路の視野を広く持つ』ことです。理系のような、難しそう、忙しそうといったネガティブイメージを持っているものに対してこそ、より詳しく知ってみようと、みんなが行動できるようになるといいなってすごく思います。イメージだけで決めないで、まずはもっと色々なことに活動的になると、より自分の視野も広がるんじゃないかなって思います。
 

丸山:「科学って目に見えないけど、結構普段使われているよって言われるじゃないですか。でも言われるけど、知らない。知らなくてもいいやって、終ってしまう気持ちは分からなくはないんですけど、知って過ごしたほうが、今後の自分の活動などの可能性が広がると思うので、知らなくてもいいやって蹴らないでほしい。知っておいたほうが面白いです。」

 

矢澤さん、丸山さんありがとうございました!

 

矢澤瑞季(やざわ みずき)
明治薬科大学薬学部薬学科 4年
理系女子団体リケチェン! 代表
 

丸山佳穂(まるやま かほ)
東京家政学院大学 現代生活学部 健康栄養学科2年