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【本気×学生】栄光から挫折まで経験した彼女が選んだ「自分の生きる道」とは?ー梅子杯実行委員長 小林 千桜さん

西本佳蓮 By 西本佳蓮

2016.07.13  

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本気は至るところに落ちている。

 
こんにちは、マジマガ!編集部のカレンです。

 
皆さんは、中学・高校と水泳で全国大会出場経験をもち、現在「梅子杯」(英語スピーチ全国大会)の実行委員長として活躍している女子大生をご存知でしょうか。

 
その方は、津田塾大学国際関係学科3年の小林千桜(ちおう)さん。

 
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話すことが大好きで、とても明るい性格の彼女ですが、実はとても負けず嫌いでストイック!

 
水泳の全国大会優勝の経験をもつ彼女はどのように成功を掴み取っているのか?

なぜ英語スピーチの道を歩み始めたのか?

彼女の素顔に迫りました!

 

水泳が人生を変えた

 
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ー水泳を始めたきっかけはなんですか?

 
「兄が水泳を習っていて「私もやりたい!」と思ったのがきっかけで、5歳のときにはじめました。最初の頃は、水中で鼻から息を出すことが難しくて、まったく上達しなかったです。それでもめげずに頑張っていたらできるようになり、そこから上達スピードが上がっていきました。

 
私は本当に負けず嫌いで、コースの隣で泳いでるのが、男子であろうと年上であろうと負けたくなかったです。自分よりその人のタイムのほうが速くても「絶対負けない!!」と思っていました。その気持ちが、結果的に記録が伸びたことにつながりました。負けず嫌いだったからこそ頑張れたのはあります。」

 
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ー水泳をやめたいと思ったことはありましたか?

 
「当時は、まったく考えたことがなかったです。小学生のときは週5回プールに通っていて、そのほかにピアノと塾にも通っていました。毎日習い事で、学校の友達とまったく遊べなかったけれど、小学生の頃の私はそれが誇らしく感じていました。中学生も高校生の頃も水泳をやりたい気持ちは変わらなくて、毎日泳いでいました。朝起きたら、顔を洗って歯磨きをするように、水泳をやることが私にとって”当たり前”でした。私の今の人格は水泳がつくりだしたといっても過言ではありません(笑)。」

 

栄光の日々から一転、大きな挫折を経験

 
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ー今は水泳をお辞めになったと聞きましたがその理由は何ですか?

 
「水泳を辞めたのは、高校2年生のインターハイ出場後です。高校2年生の春、ちょうど将来のことも考えはじめた時期で、大学に行っても水泳を続けるかとても悩んでいました。なぜなら、留学にも行きたい気持ちがあったり、他の事にチャレンジしてみたい気持ちもあったからです。そして、この年のインターハイで決勝に残ることができたら続けようと決めました。結果は、もう一歩のところで決勝には行けず、12年間の水泳人生に幕を閉じました。」

 
「水泳を辞めた私は心にぽっかり大きな穴が開いたようでした。受験期のときは、周りの子も勉強しているので、成績も模試の結果もなかなか伸びなくて悩んでいました。水泳にあれだけ本気で取り組んで結果を出すことができたのだから、勉強も本気で取り組めば結果を出せるはずと思っていた分、すごく苦しかったです。そして、結果は第一志望の大学に不合格。私にとっての初めての大きな挫折でした。」

 

「おかれた場所で咲きなさい」

 
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「受験に失敗してしまったので、浪人を考えました。それに、水泳を辞めたことを何度も後悔しました。そのときに私の母が、「おかれた場所で咲きなさい。っていう言葉分かる?どこにいるかっていうのは関係なくて、どれだけその場で一生懸命やって花を咲かせられるかっていうのが大事なの。自分の行きたい大学に行けなかったからどうとかじゃなくて、津田塾に受かったんだから、そこで精一杯がんばりなさい。」と言ってくれました。その言葉で津田塾大学に入学することを決意しました。」

 
「その出来事が、今の自分のスピーチにも反映されています。タイトルは「Love the life you live」です。経験や決断はすべてに意味があるんだから、自分の生きる道をちゃんと信じて、精一杯生きることを伝えたスピーチです。価値観のスピーチになってしまうけど、ただ勝つためのスピーチはしたくないです。自分の言いたいことを伝えたい。」

 
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ー英語スピーチセクションを選んだ理由は?

 
「入学前に、大学4年間で頑張りたいことっていうのを決めました。もし志望の大学に行っていた自分がいるとしたら、その自分にだけは絶対に負けたくないって思ったからです。見えない自分だけど、4年後卒業したときに、ここにきて良かったって思いたかった気持ちもありますし、水泳をしていた頃の自分にも負けたくなかった。目標を考えた時に、津田塾だから「英語を頑張ろう」と決めました。スピーチに入ったきっかけは、新入生歓迎会で先輩のスピーチを聞いたときです。とても格好良くて、『こんな風に堂々と人前で英語を話せるようになりたい!』そう思ってESSスピーチセクションに入りました。」

 

スピーチは「団体戦」

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ースピーチをやっていく中で、本気の瞬間はありますか?

 
「東日本で一位を決める大会(EAST JAPAN)に出場したくて、大学2年生の春休みに本気でスピーチに向き合いました。スピーチの原稿を出すまでにかなりの時間をかけ、提出する音声も、何回も何回も録り直しました。そして、やっとの思いで原稿を出し終えた時、号泣してしまいました。大学に入学してから、ずっと『水泳やってた頃の方が頑張ってたな』と思う瞬間が何度もあり、そんな自分が本当に嫌でした。水泳以上に打ち込めるものがずっと欲しかったんです。その時に『こんなに夢中になれたの久しぶりだな』と思って。これだけ打ち込めるものが見つかったのだから、頑張っていくことに決め、そこからスピーチに対する姿勢が変わりました。」

 
「スピーチに本気で向き合い始めた頃から、周りに恵まれているなと、すごく感じています。津田塾だけでなく、他の大学の人も助けてくれるようになりました。一生懸命やればやるほど、助けてくれる人や、見守ってくれる仲間が増えました。みんなが同じ目標に向かって頑張っているから、それだけすごく仲良くなる。私一人では絶対できないといつも思います。周りの人に感謝しています。」

 
ースピーチの魅力的な点は何ですか?

 
「今までの3年間で、沢山のスピーチを聞いてきました。様々な価値観、社会問題、考え方にも出会えて、新しい発見ばかりです。それに、スピーチが普段の生活に役立つことがあります。例えば、自分が怒っているときに、『怒りを鎮める方法』というスピーチの内容が頭をよぎって、落ち着けたり。様々な価値観を聞くことで、自分が変わり、人生が豊かになりました。その点がスピーチの魅力的な部分ですね。」

 

梅子杯であなたのハートを撃ち抜きます!

 

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ー現在は梅子杯実行委員長としてご活躍されていますが、「梅子杯」とは何ですか?
 
「ESS(英語セクションサークル)がある大学は、年に一度、各々の大学で全国大会を主催します。津田塾大学で開催される全国大会が「梅子杯」になります。今年で14回目になり、東大、早慶など、多くの大学の全国大会がある中で、昨年応募数第一位を獲得した、人気の高い大会です。

 
ー多くの学生が梅子杯出場を目指しているのですね。今年のテーマは何ですか?
 
「今年のテーマは、『Sniper~Shoot the Heart, Trigger the Spark~』。女子大って『キラキラかわいいイメージ』じゃないですか。それを払拭したくて、かっこいいコンセプトにしようと最初に決めました。
 
自分にとって”良いスピーチ”は、聞いたときに心がパンって撃ち抜かれて、完全に引き込まれるスピーチです。そういうスピーチが聞きたいし、スピーカーにとっても、心を撃ち抜くスピーチができる場であってほしいと思いました。また、私たち運営も大会にお越しいただいた方の心を撃ち抜くような、設営や対応をしていきたいという気持ちも込めて、『人の心を撃ち抜く』意味で”Sniper”にしました。

 
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ー実長として意識していることはありますか?
 
「実長独りよがりじゃなくて、メンバーみんなで意見を出し合って、協力して作り上げていきたいです。また、次の世代のことを常に考えて行動しています。今後も、梅子杯がどんどん良いものになっていって欲しいので、小さいことでも、後輩も一緒に考えてもらうよう、みんなに意見をもらってから決めるよう意識しています。」

 
ー最後に一言お願いします!

「一般の方にも足を運んでもらいたい。ESSのスピーチを聞いたことない人にも楽しんでほしいので、そのための工夫はたくさん考えています。心を撃ち抜かれにきてください。あなたのハートを撃ち抜きます!(笑)」

 
千桜さんありがとうございました!

 

第14回梅子杯争奪学生英語弁論大会
開催日:11/12
時間:10:30~18:40
場所:津田塾大学 小平キャンパス 特別教室
HP:http://umekocup2016.wix.com/sniper

 

小林 千桜(こばやし ちおう) 津田塾大学 学芸学部 国際関係学科3年 
「第14回梅子杯争奪学生英語弁論大会」実行委員長
中学2年生 全国JOCジュニアオリンピックカップ 優勝。高校2年生 全国高校総体、国民体育大会 出場。スムージーを飲むことが好き。