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一切妥協なし。「己に厳しく」を貫き通した男の生き様。

By MAVERICK

2016.03.24  

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本気は至るところに落ちている。大学4年生のけんとです。

あなたは、自分に厳しく生きているだろうか?

人生に妥協ばかりしていないだろうか?

「本気=一切の妥協をしないこと」

自分が目指すものがあるのならば、決して妥協はしない。

それを体現した男が、プロ野球、元広島東洋カープの「前田智徳」である。

野球ファンなら知らない人はいないはず。

なにせ、あのイチローが憧れた男である。

天才、職人、侍・・・・周囲の人々は彼をそう呼ぶ。

彼の野球に対する信念は凄まじく、特に打撃に対するこだわりは常人には理解しがたいものだった。

前田選手の高校時代のエピソード

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そんな前田選手を象徴する高校時代のエピソードがある。

高校3年の夏の甲子園初戦。

前田選手は1回表にタイムリーヒットを放った。

攻撃を終え他の選手たちが守備につく中、なぜか前田選手は守備につかない。

なんと彼はベンチで泣き崩れていたのである。

その理由は「納得のいくバッティングができなかったから」だった。。

対戦相手にライバル視していた元木大介(元巨人)がおり、かなり意気込んで臨んだ試合だけに、ヒットであろうと打ち損じた自分が許せず、相当悔しかったのだ。

打点をあげたことには一切喜ぶことなく、喜ぶどころか無意味だとまで言い放った。

前田選手は周りがどんなに高く評価しようとも、自分が定めた目標を達成しない限り絶対に満足することは無かった。

自分で自分を追い詰める。それが成長の糧だった。

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プロ入り後もこんなエピソードがある。

ある試合、1点リードで迎えた5回裏、前田選手のエラーで同点に追いつかれた。

そのあとの打席では凡退したものの、次の打席で決勝点となる勝ち越しホームランを放ち、チームを勝利に導いた。

普通の選手であれば意気揚々とヒーローインタビューに答えるのだろうが、前田選手は試合後のインタビューを拒否し、無言で球場を後にした。

当時の同僚によると、前田選手は試合後のロッカールームや宿舎に帰るバスの中でもずっとタオルで顔を隠したままうなだれ、誰とも喋らなかったという。

後日、決勝本塁打について聞かれた前田選手は「最悪でも、あれぐらいはやらなきゃ取り返しがつかないと思った」と振り返り、本塁打後の涙については次のように語った。

「自分に悔しくて涙が出た。ミスを取り返さなければいけなかった次の打席で凡退。それに腹が立って泣いたんです。最後に本塁打を打ったところでミスは消えない。あの日、自分は負けたんです。」

人一番強い責任感。何が彼をここまでストイックにさせているのだろうか。

努力の天才。彼が打席に立つ目的とは?

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過去にインタビューで「打席に立つ目的は?」と聞かれた前田選手はしばらく考え込んだ後、「理想の打球を打ってみたい、ということかなぁ」と答えた。

現役時代、数々の大怪我を経験し、選手生命の危機に幾度となく追い込まれた前田選手。

怪我のたびに不屈の精神でリハビリに励み復帰を果たしていたが、両足の状態が悪くなってからは代打専門となった。

それでも彼は1試合1度あるかないかの出番に備え、決して準備を怠らなかった。

彼は、インタビューでこう話している。

「とにかく、(理想の打球への夢は)簡単に諦めたくない。そのこだわりがなくなったら、僕はおしまいでしょう」

「自分を追い詰めるのは恐怖から。今日打てても明日打てると言う保証はない。毎日が怖くてたまらない」

「内容のいいヒット、自分で納得出来るヒットを一本でも多く打ちたい。それしか考えていません」

彼には周りからいくら天才と言われようが決して浮かれない謙虚さがある。

彼は自分の理想の打撃をするために血の滲むような練習を引退するまで続けた。

結果がヒットでもホームランでも自分の理想の打撃でなければ満足することはない。

彼にとっては、「自分が納得のいく打撃ができるかどうか」ただそれだけなのだ。

長い現役生活のなかで輝かしい成績を残した彼だが、 理想な打球は「1度のファール」だけという。

彼の、一切の妥協のない“本気”から、あなたは一体何を学ぶのだろうか。