有名漫画は読み飽きた方必見!マイナーだけど面白いスポーツ漫画4選

By MAVERICK

2016.02.22  

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本気は至るところに落ちている。マジマガです。

日本が世界に誇る文化、漫画。ブログなどの紹介サイトで数多くの漫画が取り上げられているが、なんだかんだでワンピースやスラムダンク、進撃の巨人など有名作や話題作ばかり。そんな巷の常識に飽きてしまった人たちのために、短期で打ち切り、どマイナーではあるものの読む者の心を熱くさせてくれるスポーツ漫画を紹介しよう。

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あなたの知らない面白い漫画は、まだまだ世の中に数多くあるのだ。今回はスポーツ漫画と言う切り口で4作品を扱う。

 

逆とスポ根の強力タッグ、Mr.FULLSWING

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週刊少年ジャンプにて、2001年から2006年まで連載されていた野球漫画である。野球ギャグ漫画と銘打っているだけあって、時には野球漫画であることを忘れさせてくれるほどのギャグ満載の作品だが、実は泥臭くも熱い野球漫画である。野球素人の主人公、猿野天国がかつて全国3連覇を成し遂げた十二支高校野球部に在籍する女子マネージャーに一目惚れしたと言う理由で入部する。持ち前の豪腕と勝負強さでかつての栄光を取り戻すためレギュラー争いや試合で奮闘するというストーリーだ。魅力の1つは個性豊かなキャラクターである。十二支になぞらえた名前を持つ十二支高校のキャラクター、様々な特色の他校のキャラクターに加えて可愛い女子キャラクターたちのギャグあり、シリアスありの展開は読む者を飽きさせない。また、野球に関しても様々な打法や球種、戦略や投法など実際のものから作品オリジナルのものまで散りばめられ、読む手が止まらないこと請け合いだ。どんな逆境にも決して諦めず、プレーや言葉で十二支高校ナインを引っ張っていく天国の姿、奮起する味方、そして巻き起こるドラマチックな展開が魅力的な作品である。

大人視点、子供視点両方で楽しめるGO AHEAD

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月刊少年ジャンプにて、2005年から2006年までに連載されていたアイスホッケー漫画である。作者は樋口大輔さん。樋口大輔さんと言えば週刊少年ジャンプでホイッスル!を連載していた方である。ホイッスル!はアニメ化もされた人気サッカー漫画であり、80年代後半から90年代前半に産まれたサッカー好きなら知る人も多い。しかし4年で24巻まで出たホイッスル!と違ってGO AHEADは全4巻である。これは大人の事情だろう。カナダでアイスホッケーをしていた天才アイスホッケー少年の伊崎勇睴は、家庭の事情でアイスホッケー文化ゼロの宮崎県に引っ越しを余儀なくされる。好きなだけアイスホッケーができた環境からアイスリンクもない環境になったことに不貞腐れていた勇睴は、元大学界の大型センターフォワードの新任教師、相羽剛平と転校先の中学校で出会うことによってアイスホッケー部にてアイスホッケー選手として再起する、というストーリーである。勇睴の華麗なテクニックと徐々に打ち解けたチームメイトとの青春活劇とともに、一度は諦めたアイスホッケーを、勇睴の姿や練習試合の様子を通してもう一度挑戦しようとする剛平の二重のストーリーが面白い作品である。マイナースポーツであることも相まって早めに終わってしまったのかと思うと悔やまれるばかりである。

あの有名スポーツ選手が大好きなガンバ!Fly high

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内村航平選手の活躍などで、近年は人気が取り戻されつつある体操競技であるが、実は漫画があるのだ。それがガンバ!Fly highである。週刊少年サンデーにて1994年から2000年まで連載され、テレビアニメ化、小学館漫画賞の少年部門も受賞しているが、知っている人は少ない。監修はロサンゼルスオリンピックの体操競技で金メダルを獲得した森末慎二であり、彼の引退後低迷した日本体操界を盛り上げるために生まれた作品である。中学入学時点では逆上がりすらできなかった主人公、藤巻俊がオリンピックで金メダルを取りたいと体操部に入部し、努力と才能で成長していく物語を描いている。本物の体操選手が監修ということもあり、体操に関する描写が細かく、かつ丁寧であり読むだけで体操の試合が面白くなる作品である。演技の難易度の高さだけでなく、自分も見る人も楽しませることを体現していく俊と平成学園のキャラクターにはすぐに愛着が湧いてしまう。登場人物たちが体操選手として、そして人間として成長していくこの作品は小中学校の図書館に置いてもいいと思うのだが、時の流れとともに忘れ去られつつある。この作品のすごいところは、上述した内村航平選手の愛読書であるということだ。作品で描かれた「楽しい体操」というテーマを内村選手自身が実践していると語っているのだ。

じわじわとファンを増やしつつある、あひるの空

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2004年から週刊少年マガジンで連載されているあひるの空は、マイナーと銘打ってしまったのには理由がある。この作品は電子書籍化されておらず、アニメ化もされていないので実際に手に取らないと読むことができないのだ。作者がそれらを断っているためである。この理由はメディアミックスによって作者の意図が捻じ曲がってしまうことにある。少年誌で連載されているバスケットボール漫画であるのだが、同じく有名なスラムダンクとは少し毛色が違う。何しろ主人公は高校入学時点で身長が149cm、そして舞台はスラムダンクの湘北高校をも凌駕する不良高校、そして長所より欠点の方が多いチームメイトということもあり、連載開始から20巻以降まで公式戦での勝利がない。努力が報われる傾向の多い少年誌には異色のスポーツ漫画なのである。部活外のトラブルも多く、読む側もやきもきしてしまう場面も多いが、それでも努力を続ける少年たちと、それを支える大人たちのドラマにバスケットボールをやっていなくても心が熱くなり、応援したくなる漫画として一押しである。努力をしても報われるとは限らない、でも努力をしなければ成功も勝利もない。そんなメッセージをバスケットボールと向き合う全てのキャラクターから感じることができる。
興味のある人はこちらも併せてどうぞ。あひるの空に学ぶモチベーションアップ法!

 

紹介した漫画に共通するもの

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今回ご紹介した4作品は、スポーツというテーマ以外にもある共通点がある。それは、登場人物も作者もそのスポーツが好きであるということだ。経験者であることは関係ない。「好きである」という想いが登場人物の不屈の精神を醸成させ、作者の描写にも影響する。好きだという気持ちは少なからず読者にも伝わる。誰もが一生懸命日々の生活を送っているかもしれないが、それは本当に100%精一杯のものだろうか。ご紹介した漫画はどれも活力を与えてくれる作品だ。是非読んで、日々の糧としてもらいたい。