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【集中力を高める】 トップアスリートの本気スイッチの入れ方

By MAVERICK

2015.11.24  

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本気は至るところに落ちている。マジマガです。

今がチャンスだ。ここが正念場だ・・・!

そうしたぎりぎりの状況で期待通り、又はそれ以上の成果を出すにはどうしたら良いのだろうか?

そう、必要なのは精神力の強さだ。

メンタルが試されるという点では、トップアスリートの右に出るものはいないかもしれない。
どんなシーンであれ、結果を求められている彼らには重いプレッシャーがのしかかる。そんな彼らは実力を発揮するため、本気スイッチというものを持っている。

トップアスリートは、ここぞという時に不思議な仕草をすることがある。これらは「ルーティン」と呼ばれ、精神を安定させて最良のパフォーマンスを発揮するための方法だ。今回はイチロー選手・五郎丸選手・木村沙織選手のルーティンに着目し、本気を引き出すスイッチを作ることの有用性を紹介したい!

毎日の生活で一定のリズムを刻む!イチローのルーティン


イチローといえばバッターボックスに入った際に行う独特の動作を思い浮かべるだろう。バットを立てて袖をクッと引き上げるあの動作である。

しかし、この行動は彼の本気スイッチの一部でしかない。イチローのルーティンは試合までの生活すべてなのである。

まず試合の4時間前には集中力を高めるために、インタビューも入れない。試合が終わるとすぐにスパイクとグラブを入念に磨く。その後スタジアムを出て、自宅に着くとピラティス用のマシンを使って体のバランスを整え、終わると次は夕食をとる。夕食後はもう一度マシンを使い、寝る前に2時間のマッサージを行う、といった具合だ。

これを毎日のように一定のリズムで行うことで、40歳を超えた現在でもパフォーマンスを維持しているのである。

2015シーズンは思うように結果が出ていないように思える。しかし、彼はルーティンをおろそかにしない。チームや自分のパフォーマンスが揺らいでも、生活リズムや動作のスピードは同じリズムで刻み続ける。

毎日の生活の中に、揺るがない目盛りのようなものがあることは、自分の変化に気付きやすくなるというメリットがある。アスリートであれば「今日は肩に違和感がある」や「やけに脈が早い。焦りがあるのか?」などだ。

こうした違いに気づくことができれば、不調の原因を突き止めるのに役立つのである。

重圧の中、普段の練習のような感覚を作り出す!五郎丸選手のルーティン

ラグビー日本代表で、正確なキックが特徴の五郎丸選手。2015年ラグビーワールドカップ イングランド大会にて優勝候補の南アフリカを破ったことで、一躍注目を浴びる日本ラグビー界。その中で五郎丸選手が得意のキックの前に行うルーティンが観客の目を惹いている。

この動作を行うきっかけは、スポーツ心理学で選手をサポートする荒木香織メンタルコーチ。二人で一緒にどういったルーティンを行うか考えたという。この動作を行ったところ、何度ボールを蹴っても、キックまでの一連した動きが全く一緒になっている。

本人は「このポーズに特に意味はない」というが、キックの成功率を85%にするために試行錯誤して生み出された動きだという。適度な緊張感と集中力を引き出す本気スイッチとして、五郎丸選手のポーズは機能しているのである。

ルーティンは何もやる気を引き出すだけではない。高まりすぎて乱れたメンタルを落ち着かせ、ベストな状態に落ち着かせることも可能なのだ!

苦手だからこそ本気を要する!木村沙織のレシーブ時のルーティン

女子バレーのエース級選手、木村沙織。彼女も試合中にルーティンを取り入れるトップアスリートの一人である。彼女の行う動作は、相手のサーブ前に深呼吸をして、レシーブの形に腕を構えて親指どうしを重ねる素振りのようなもの。

これを行うことでサーブレシーブのスランプから3ヶ月ほどで脱出に成功したのである。このルーティンが生み出されたのは、メンタルトレーナーとの話し合いだったという。

苦手意識というものは誰もがどこかしらに抱えるものだろう。いままでしてきたミスが「嫌だ」「やりたくない」という感情につながってしまう。苦手な仕事や作業をミスなく行うには、得意なことを行うのに比べても一段と集中力というものが必要となってくるのである。

木村選手は、苦手意識の芽生えていたサーブレシーブに対してルーティンを行うことで、練習で特訓したイメージを瞬時に呼び起こし、集中力と自信に繋げているのだ!

自信と集中力を引き出すトリガー!ルーティンを身につけ、パフォーマンスを向上させる

Businessman pressing technology button

アスリートではなくても、我々の身の回りには、絶対に成約したい商談・成功させたいプレゼン・精神的に追い込まれるシーンなど、過酷な状況が待ち受けている。

結局、ここがきめ時だ、という場面でだけ120%の力を発揮することはなかなか難しい。そうした場面で精神的な強さを発揮させることのできる人たちは、日々積み重ねてきた自分自身に支えられているのだ

「ルーティン」は、いつもやっていることであるからこそ、そのような自分自身を思い起こさせ、心を落ち着け、私たちを集中させてくれる。

最後に重要なのは、これをすれば大丈夫だ、と「思い込むこと」
それは、自分自身を信じ切ることだ!

自分を諦めず、信じてやり抜いてみよう。繰り返せば、我々も自分だけの本気スイッチをきっと見つけられるはずだ。