あと一歩で倒産も・・・ウィルゲート代表、小島梨揮氏の本気の失敗談

By MAVERICK

2015.10.08  

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本気は至る所に落ちている。マジマガです。

一度は、22歳で1億円の借金を背負う失敗!

突然だが、若い経営者たちが成功するための要素は、何だろう。

その答えは「経験をどれだけ積めているのか?」ということにあるように思う。他人よりもたくさんの失敗を繰り返し、時には逃げ出したくなるような状況に追い込まれる。そうした逆境に耐え、乗り越える経験を年齢関係なく積むことが成功の鍵なのではないだろうか。

今回は22歳で1億円の借金を個人で抱えた、株式会社ウィルゲートの代表である小島梨揮(コジマ リキ)氏の失敗談から、困難に屈しない「本気」を学ぶことにする。

絶好調だった立ち上げ期

小島氏の父はアパレル会社を経営。そのECサイトの制作を彼が請け負ったことが起業のきっかけだった。

しかし、最初はECサイトのコンサルティングサービスや広告代理店を使い、資金をつぎ込んだにも関わらず、その成果は数万円の売り上げ増だったという。疑問を感じた小島氏は独学で勉強。結果、なんと月商300万円まで引き上げることに成功した。

この独学でインプットしたSEOの技術に武器に、20歳のとき、吉岡諒氏とともに株式会社ウィルゲートを設立。
設立後まもなく、個人投資家から1億円の出資・融資をしてもらう機会を得て、事業拡大に乗り出す。順調なスタートを切って、社員はどんどん増えていった。

経験のなさが仇に…瞬く間に組織分裂、手元には1億円の借金

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夢のような時間はつかの間だった。

会社は当然浮き沈みがあるもので、次第に注力していたSEO事業が思うように振るわなくなっていく。こうした状況での会社の立て直しは、豊富な経営経験が必要となるが、当時の小島氏はまだ22歳。

22歳・・・!

普通の大学生なら、まだ就活をはじめてようやく将来を考え出している時だ。

どんどん行った中途採用で社員数は増加しており、年齢で言えば小島氏よりも10歳以上離れている社員がほとんどという状況だったという。小島氏はリーダーシップを発揮することができず、結果として組織は分裂状態になってしまった。せっかく採用した社員たちは立て続けに辞めていった。

さらに追い討ちをかけたのは「合併話」。こうした紆余曲折によって経営状況はさらに悪化し、ウィルゲートは経営危機に陥った。ほとんどの社員が消え、小島氏個人の手元には1億円の借金が残った。小島氏はこの出来事を「ウィルゲートショック」と呼んでいる。

しかし、ここで希望を捨てなかったのが成功した理由!

実は、こんな絶望的な状況からウィルゲートはわずか半年で業績を回復している。市場を恐怖に震えあがらせたリーマンショックが過ぎ去った頃、多くの会社が苦しむ中、困難を乗り越えてひと回りもふた回りも成長したウィルゲートは年150%超の成長を続けた。そして今やSEO業界トップクラスの企業へと進化している。

それは全てを失った者たちの“最高の悪あがき”

当時彼は、自身のことを「経営者として失格」だとも考えていたという。
しかし、1億円の借金のほかにも小島氏のもとに残っていたのは、そんな状況でも「信じてるよ!」と声をかけてくれた株主たち。そして、わずかに残ってくれた社員たちだった。

最後に残ったのはこれまで築いてきた人たちとの信頼関係。
本当に、ただそれだけだったが、彼らに支えられたことで小島氏も前を向き走り始めた。

そこから彼が取った行動は至極泥臭く、何か劇的な特効薬があったわけではないという。

経営者としての自分はどうあるべきかを一度見つめ直し、逆転ストーリーを実現させるために、社員たちと熱く、深く、本気で語り合う。
今までの採用基準である、「30歳以上の業務経験者」を変え、同じ理念や思いを共有出来る仲間を集める。
事業再編を行い、自分を信じて残ってくれた仲間たちと必死に仕事に打ち込む。
初心に帰り「顧客満足度の追求」をもう一度見つめなおす。

基本的に思えるようなことに、とにかくがむしゃらにもう一度向き合ったということだ。

悪い時でも、それを乗り越えるまで諦めなければ大抵のことは乗り越えられる!

頂上までの直通エレベーターを探すな!

汗水垂らして自分たちの足で山を登れ!!

失敗や危機は、真の本気が問われるチャンスなのだ。

理想を語るばかりでは、成功は掴めないと思え

失敗を乗り越え、成功を勝ち取る。
どんな華やかに見える人間でも企業という組織でも、決して順風満帆なときばかりではない。

あなたは華やかな一面だけを見て、幻想を抱いていることはないだろうか?
例えば転職先や就職先を考えるとき。芸能人やスポーツ選手に憧れるとき。

成功へと至る道のりは言うまでもなく、険しい。
光があれば必ず影がある。良いときも悪いときもある。
道中ぬかるみにハマることもあるだろう。そして成功したかに見えても、その先にはさらなるぬかるみがあるかもしれない。
しかし、これを経験することでしか人は成長せず、成功もしない。

あなたの中で「成功」と定義するような望みがあるなら、それを実現するには文字通り「泥臭く」ならなければならないことを覚悟するべきなのだ。